奈良県
前方後円墳
宮内庁治定陵墓
佐紀高塚古墳
別名: 高野陵(宮内庁:称徳天皇陵)
| 所在地 | 奈良県 |
| 形状 | 前方後円墳 |
| 墳丘長 | 127 m |
| 築造時期 | 4世紀後半 |
| 陵墓指定 | 宮内庁管轄(一般立入不可) |
概要
奈良市山陵町に位置する墳丘長127mの前方後円墳。宮内庁は称徳天皇陵(高野陵)として管理するが、考古学的には4世紀後半の古墳であり、奈良時代の称徳天皇との関係は否定的にみられる。住宅地と農地に囲まれた静かな環境に位置し、周濠の水辺が美しい。称徳天皇は奈良時代最後の女帝で道鏡との関係でも知られるが、本古墳が4世紀後半の築造である以上、時代的な関連はなく、江戸時代の陵墓考証の不十分さを示す。「山陵(さんりょう)」という地名は天皇陵の存在を直接示す地名として古代から現代まで刻まれている。
出土品・調査研究
宮内庁管轄のため発掘調査は実施されておらず、副葬品の詳細は不明。
被葬者をめぐる両論
考古学的見解
墳丘長127mの前方後円墳。4世紀後半の築造と推定され、佐紀古墳群の中では比較的古い段階に属する。二重の周濠をもち、葺石・埴輪列を備えていたとみられる。称徳天皇(8世紀)との関連はなく、4世紀後半の大王クラスの人物の墓とみられる。
宮内庁見解
正式名称「高野陵(たかののみささぎ)」として宮内庁書陵部が管轄し、称徳天皇(在位764〜770年)の陵として治定されている。称徳天皇は奈良時代後期の女帝であるが、本古墳は考古学的に4世紀後半の前方後円墳であり、時代が約400年ずれている。市庭古墳と同様に治定の不合理性が指摘される典型例。外周からの見学のみ可能。【宮内庁参拝情報】所在地:奈良県奈良市山陵町/交通:近鉄 平城駅から徒歩約8分/原則、8時30分~17時(原則年間参拝可)。陵印保管:畝傍陵墓監区事務所。
出典
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