奈良県 前方後円墳

東殿塚古墳

所在地奈良県
形状前方後円墳
墳丘長139 m
築造時期4世紀前半

概要

天理市柳本町に位置する墳丘長139mの前方後円墳。西殿塚古墳(234m)のすぐ東に隣接し、一体的な墳墓景観を形成する。絵画土器(特殊器台形土器・特殊壺形土器)の出土で考古学的に著名であり、古墳時代初頭の葬礼儀式の様相を伝える重要資料が得られた。後円部直径約85m・高さ14m程度の雄大な墳形をもち、葺石と埴輪が整備されている。周濠の痕跡も確認されており、西殿塚古墳とともに柳本古墳群(大和古墳群)の中核をなす。絵画土器(馬・船・家屋・人物などが描かれた特殊器台形土器・特殊壺形土器)の出土は考古学的に重要で、弥生〜古墳時代移行期の葬礼儀礼を具体的に伝える。同様の絵画土器は楯築遺跡(岡山)・纒向遺跡(桜井)などでも出土しており、3〜4世紀の祭祀圏の広がりを示す。天理市が保存・管理しており、周辺の農道・遊歩道から見学できる。西殿塚古墳と合わせて訪問すると大和古墳群の規模と配置が実感できる。最寄り駅はJR桜井線柳本駅(徒歩約10分)。山辺の道ハイキングコース上に位置するため、徒歩での訪問が便利。

出土品・調査研究

【発掘調査】天理市教育委員会による調査。【出土品】絵画土器(特殊器台形土器・特殊壺形土器):馬・船・家屋・人物・双脚輪状文などが線描で表現された弥生〜古墳時代移行期の葬礼儀式の第一級資料。葺石・埴輪列(円筒・朝顔形)も確認。同様の絵画土器は纒向遺跡・楯築遺跡(岡山県)などでも出土しており、3〜4世紀の広域祭祀圏の存在を示す。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
被葬者不明。墳丘長139mの前方後円墳で、竪穴式石室を持つ4世紀前半の典型的なヤマト王権の中型首長墓。後円部直径約85m・高さ約14m。注目すべき出土品として絵画土器(特殊器台形土器・特殊壺形土器)が知られる。これらの土器には馬・船・家屋・人物・双脚輪状文(そうきゃくりんじょうもん)などが線描で表現されており、弥生〜古墳時代移行期の葬礼儀式や世界観を伝える第一級の資料。同様の絵画土器は纒向遺跡・楯築遺跡(岡山県)などでも出土しており、祭祀系譜を追う上で重要。葺石・埴輪列も確認されている。
宮内庁見解
宮内庁の陵墓治定はなく、天理市が史跡として管理。国史跡の指定は受けていないが、天理市教育委員会が保存管理を担う。周濠の一部が残存し、墳丘の原形を比較的よくとどめる。西殿塚古墳と一体的な景観を形成し、柳本古墳群の中核的な一基として位置づけられる。
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出典

Wikipedia天理市教育委員会

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