★ 世界遺産 大阪府羽曳野市・藤井寺市 方墳

野中古墳

別名: (宮内庁管轄外)
所在地大阪府羽曳野市・藤井寺市
形状方墳
墳丘長37 m
築造時期5世紀後半
世界遺産百舌鳥・古市古墳群 構成資産

概要

一辺約37mの方墳(古市古墳群・5世紀後半)。大阪大学考古学研究室の発掘調査と3Dデジタルアーカイブ公開で知られる国史跡。横穴式石室から鉄器・土師器・須恵器が出土。方墳という形態は古市古墳群に多く見られ、大型前方後円墳の附属・随伴墳として機能した。デジタルアーカイブにより遠隔地からも墳形・石室の詳細を確認できる先進的な活用事例。2019年世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産。「野中(のなか)」という地名は「野の中」すなわち田野・平野の中に位置することを示す。古市古墳群に含まれる13基の方墳(野中・向墓山・西馬塚・浄元寺山・東馬塚・栗塚・助太山・中山塚・鍋塚・東山・唐櫃山・稲荷塚・銅亀山)は、大型前方後円墳に伴う附属的な方形墳の集まりとして「古市方墳群」と総称されることもある。大阪大学のデジタルアーカイブはウェブで公開されており、スマートフォンでも石室内部の3D画像を確認できる先進的なデジタル文化財活用の好例。

出土品・調査研究

宮内庁陵墓参観制度により発掘調査は未実施。内部構造・副葬品の詳細は不明。外周・周濠からの外観見学のみ可能。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
被葬者不明。一辺約37mの方墳で5世紀後半の築造。大阪大学考古学研究室の発掘調査で、後円部(方形主丘)に横穴式石室が発見され、鉄製武器・土師器・須恵器・装身具類が出土。5世紀後半の横穴式石室の事例として学術的に重要。方墳は古市古墳群に多く見られる形態で、大型前方後円墳の近くに点在して「方墳群」を形成する。3Dデジタルアーカイブにより現在も広く研究・教育に活用されている。
宮内庁見解
宮内庁の陵墓治定はなく、藤井寺市が国史跡として管理。陵墓・陵墓参考地指定なし。2001年に国史跡指定。大阪大学考古学研究室が調査を実施し、その成果はデジタルアーカイブとして公開されている。学術的な発掘調査が積極的に実施されている数少ない古市古墳群の古墳のひとつ。
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出典

大阪大学考古学研究室藤井寺市教育委員会百舌鳥・古市古墳群 公式サイト

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