| 所在地 | 大阪府羽曳野市・藤井寺市 |
|---|---|
| 形状 | 前方後円墳 |
| 墳丘長 | 210 m |
| 築造時期 | 4世紀後半 |
| 指定区分 | 国史跡 |
| 世界遺産 | 百舌鳥・古市古墳群 構成資産 |
古市エリア北端の前方後円墳で、墳丘長210m(資料により208m)、後円部の高さ16.9m。前方部を南東に向けた3段築成で、くびれ部の両側に造り出しがある。幅の広い二重の濠と堤が巡る。室町時代に城として利用されたため改変を受けたが、規模と形状は復元可能である。後円部頂上の一部は宮内庁の藤井寺陵墓参考地で、その他は国指定史跡「古市古墳群」として公開されている。2019年世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産。
【埋葬施設】1912年(明治45年)、後円部頂の石材を掘り出そうとした際に埋葬施設が露出し、竪穴式石槨に納められた我が国最大級の長持形石棺が発見された。石槨や石棺内からは銅鏡・鉄製武具・武器・腕輪形石製品・各種の装身具などが出土している。石棺は現地に埋め戻され、出土した鏡や刀剣等の副葬品は国が買い上げた。この発見を受けて後円部頂が「藤井寺陵墓参考地」に追加治定された経緯がある(藤井寺市教育委員会)。石槨の天井石は発見時に持ち出されたが、現在はガイダンス棟に集められて展示されている。【墳丘・濠】墳丘や濠からは円筒埴輪・大型の形象埴輪が出土。内濠には前方部の両側に島状の方形施設が設けられ、東側の一辺17mの施設には3体の写実的な水鳥形埴輪が置かれていた。
陵墓参考地に指定された後円部頂の一部を除き、墳丘に自由に立ち入ることができる数少ない大型古墳。内濠部の北側にガイダンス棟「史跡城山古墳ガイダンス棟 まほらしろやま」があり、衝立形埴輪や円筒埴輪、再現された石棺などを見学できる。最寄りは近鉄南大阪線 藤井寺駅から北へ徒歩約17分。