奈良県 前方後円墳

東大寺山古墳

所在地奈良県
形状前方後円墳
墳丘長140 m
築造時期4世紀後半

概要

奈良県天理市櫟本町に位置する墳丘長140mの前方後円墳。国宝「中平銘鉄刀」の出土地として全国的に知られる。後漢の元号(中平:184〜189年)が刻まれた鉄刀は、日本と中国後漢との交流を示す最重要資料の一つ。国指定史跡として保護されており、外周から見学できる。天理市は日本考古学の宝庫で、石上神宮・天理大学附属天理参考館との合わせた見学が推奨される。

出土品・調査研究

中平銘鉄刀(国宝)・画文帯神獣鏡・三角縁神獣鏡・鉄製品・玉類が出土。竪穴式石室が確認されている。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
墳丘長140mの前方後円墳。後円部径70m・高さ約10m、前方部幅72m。3段築成で周濠をもつ。4世紀後半の築造と推定される。後円部の竪穴式石室から「中平(ちゅうへい)」銘鉄刀(国宝)が出土。中平は中国後漢の元号(184〜189年)で、後漢との外交関係を示す重要資料。画文帯神獣鏡・三角縁神獣鏡・鉄製品・玉類も出土しており、4世紀の大和と大陸・朝鮮半島との交流を示す。被葬者は不明だが、ヤマト政権初期の有力首長とみられる。
宮内庁見解
宮内庁管轄外。国指定史跡(1976年指定)。天理市教育委員会が管理する。宮内庁の治定はなく、複数回の発掘調査が実施されており、国宝指定の出土品を有する。

探索メモ

「中平銘鉄刀」は東京国立博物館に収蔵。「東大寺山」という名称だが東大寺(奈良市)とは無関係で、地元の微地形に付けられた地名。天理市は石上神宮・黒塚古墳・山辺の道など考古学的史跡の宝庫。最寄りは近鉄天理線「天理」駅からバスで約15分。

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出典

天理市教育委員会東京国立博物館文化庁(国指定史跡)

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