奈良県 前方後円墳

佐味田宝塚古墳

所在地奈良県
形状前方後円墳
墳丘長111 m
築造時期4世紀末〜5世紀初頭

概要

奈良県北葛城郡河合町佐味田に位置する墳丘長110mの前方後円墳。国指定史跡。4世紀後半の築造で、馬見古墳群南群の重要古墳。後円部頂上の竪穴式石室から銅鏡80面以上が出土した全国屈指の鏡副葬古墳として著名。出土した「人物画像鏡」は家屋・人物・馬などが細密に描かれた貴重な資料で、橿原考古学研究所附属博物館等に収蔵されている。佐味田宝塚古墳の「宝塚(たからづか)」という名は、明治時代に多数の銅鏡が出土したことから宝物が出た塚として命名されたもの。出土した銅鏡80面以上のうち多数が各地の古墳の同笵鏡と対応し、ヤマト王権が鏡を「権威の証」として各地の首長に配布したことを示す。「人物画像鏡」は4世紀の日本の生活・文化を視覚的に伝える稀有な資料として世界的にも注目される遺物。馬見丘陵公園の中に位置し、史跡として整備されている。

出土品・調査研究

【発掘調査】河合町教育委員会・奈良県立橿原考古学研究所による複数次の発掘調査(国史跡)。【埋葬施設・出土品(主要)】後円部頂上の竪穴式石室から銅鏡80面以上が一括出土(詳細:三角縁神獣鏡・獣文鏡等多種)。特に注目されるのは「人物画像鏡(じんぶつがぞうきょう)」で、家屋・騎馬人物・戦士・樹木・船など具体的な図像が精細に描かれた4世紀の貴重な視覚資料。埴輪列(円筒・形象)・ミニチュア土器(2個:円筒埴輪列内側に納置)も確認。ミニチュア土器は天理市渋谷向山古墳・広陵町乙女山古墳との共通祭祀形式として注目。【展示】奈良県立橿原考古学研究所附属博物館・河合町教育委員会所蔵。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
墳丘長110m・後円部径約67m・前方部幅約66m・3段築成の前方後円墳。4世紀後半の築造と推定される。周濠を伴う。後円部頂上の竪穴式石室から銅鏡80面以上が出土したことで著名。特に日本で最も多い同笵鏡が含まれており、ヤマト王権の鏡配布政策を示す第一級の資料。出土鏡の中には「人物画像鏡」(じんぶつがぞうきょう)が含まれ、騎馬人物・家屋など具体的な図像が描かれた国宝級の遺物として名高い。宮内庁管轄外・国史跡指定。被葬者は不明。
宮内庁見解
宮内庁管轄外。

探索メモ

最寄りは近鉄大阪線「大和高田」駅からコミュニティバス利用、または近鉄田原本線「池部」駅から徒歩約25分。

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出典

Wikipedia河合町教育委員会奈良県歴史文化資源データベース奈良県立橿原考古学研究所

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