★ 世界遺産 大阪府堺市 帆立貝形古墳

孫太夫山古墳

仁徳天皇陵陪塚い号
所在地大阪府堺市
形状帆立貝形古墳
墳丘長65 m
築造時期5世紀中頃
指定区分市町村史跡
世界遺産百舌鳥・古市古墳群 構成資産

概要

大仙陵古墳の陪冢(「い号」)。帆立貝形古墳で墳丘長65m。前方部が短縮された帆立貝形の平面形は、前方後円墳の首長墓に準ずる格式をもつ有力者の墓制とされる。築造時期は堺市が5世紀中頃、世界遺産公式サイトは5世紀前半とする。大仙陵古墳の前方部南側、大仙陵古墳の墳丘主軸線の延長上に、主軸を大仙陵古墳の外濠と平行させて築かれており、前方部を西に向ける。後円部の高さは7.7m。前方部と周濠は公園造成時の範囲確認調査の成果をもとに復元されたもので、後円部は宮内庁、前方部と周濠は堺市が管理する(堺市指定史跡「孫太夫山古墳前方部および周濠」、2017年指定)。2019年世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産。帆立貝形古墳という形式は5世紀の百舌鳥・古市両古墳群に集中しており、この時代の墳丘形式の多様化を示す重要な資料。陪冢は宮内庁の管理下にあるため一般見学は制限されるが、大仙公園の外縁道路から帆立貝形の輪郭を観察できる。

出土品・調査研究

埋葬施設(内部主体)は宮内庁陵墓管理下で未調査。ただし平成23年度(2011年度)に墳端・周濠外端の確認調査が行われ、葺石や埴輪が確認されている(堺市文化財課)。内部の副葬品等の詳細は不明。周濠・外周からの外観見学が可能。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
大仙陵古墳の陪冢で、帆立貝形古墳(ほたてがいけいこふん)に分類される。帆立貝形は前方後円墳の変形で、前方部が著しく短縮されて帆立貝の貝殻のような平面形をもつ。墳丘長65m・後円部径46m・同高7.7m・前方部幅26m・同高2m、後円部は2段築成。築造時期は5世紀中頃(堺市)/5世紀前半(世界遺産公式サイト)。帆立貝形古墳は古墳時代中期(5世紀)に前方後円墳に次ぐ格式をもつ墳形として盛行した。
宮内庁見解
「仁徳天皇陵陪塚い号飛地」として宮内庁書陵部が管轄。宮内庁は陪塚をイロハ順で「い・ろ・は・に・ほ・へ・と…」と符号管理しており、本古墳は「い号」(最初の陪塚)。大仙陵古墳(仁徳天皇陵)に附随する附属陵墓として、陵墓参観制度に準じた管理が行われる。
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出典

百舌鳥・古市古墳群 公式サイト堺市「孫太夫山古墳前方部および周濠」文化庁 文化遺産オンライン(世界遺産構成資産解説)

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