| 所在地 | 大阪府堺市 |
|---|---|
| 形状 | 前方後円墳 |
| 墳丘長 | 486 m |
| 築造時期 | 5世紀前半〜中頃 |
| 指定区分 | 陵墓 |
| 世界遺産 | 百舌鳥・古市古墳群 構成資産 |
| 陵墓指定 | 宮内庁管轄(一般立入不可) |
墳丘長は堺市・文化庁の公表値で486m、日本最大の古墳である。宮内庁の三次元測量報告は、現在の第1濠底で墳丘裾を測ると525.01mとするが、これを築造時の墳丘長とは断定していない。3段に築かれた前方後円墳で、堺市公表値では後円部径約249m・高さ約35.8m、前方部幅約307m・高さ約33.9m。三重の周濠(内濠・中濠・外濠)に囲まれた巨大前方後円墳は本墳が唯一で、周濠を含む総面積は約47ヘクタール(甲子園球場の約12倍)に及ぶ。墳丘斜面は石を積み重ねた葺石で覆われ、頂部・くびれ部・前方部端に円筒埴輪列が配されていた。墳丘の底面積ではエジプトのクフ王ピラミッドを上回る(体積は約140万m³で、クフ王ピラミッドの約260万m³には及ばない)。2019年7月「百舌鳥・古市古墳群」としてUNESCO世界文化遺産に登録(日本で23番目の世界遺産)。「仁徳天皇陵」という名称は宮内庁の治定名であり、考古学的名称は「大仙陵古墳」または「大山古墳」として区別される。世界三大墳墓(クフ王ピラミッド・秦始皇帝陵・大仙陵古墳)のひとつに数える見解もある。
【副葬品・出土品】後円部の埋葬施設は未調査。1872年(明治5年)に前方部南斜面で露出した竪穴式石槨・長持形石棺からは鍍金した銅板製の甲冑やガラス製容器などが記録され、その後埋め戻された。外堤・外濠からは円筒埴輪・形象埴輪(人物・馬・鶏・船等)・須恵器・土師器・玉類が多数出土。特に外堤の埴輪は保存状態がよく、堺市博物館に展示されている。【発掘調査】宮内庁と堺市の共同発掘調査(2018年〜)で外堤の発掘成果が公表されているが、墳丘内部の調査は実施されていない。
見学は外濠沿いの遊歩道を歩くのが基本で、一周約2.8km(徒歩約40分)。隣接する大仙公園内の堺市博物館に埴輪等を展示。堺市役所高層館21階の無料展望ロビーから古墳全体を俯瞰できる。