★ 世界遺産 大阪府堺市 前方後円墳

御廟山古墳

(宮内庁:百舌鳥陵墓参考地)
所在地大阪府堺市
形状前方後円墳
墳丘長203 m
築造時期5世紀前半
指定区分陵墓
世界遺産百舌鳥・古市古墳群 構成資産

概要

堺市北区百舌鳥本町に位置する墳丘長203mの大型前方後円墳。百舌鳥エリア第4位の規模(文化庁)で、後円部の高さは18.3m。前方部を西に向けた三段築成で、南側のくびれ部にのみ造り出しをもつ。現在は一重の濠が巡るが、築造時は二重の周濠であった(外濠は埋没保存)。「陵墓参考地」として宮内庁が管理するため立入は制限される。大仙陵古墳から南東へわずか約500mの距離にあり、二大古墳が近接する百舌鳥台地の景観を形成する。2019年世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産(49基中の1基)。

出土品・調査研究

【発掘調査】墳丘は3段築成で、第1段テラスから隙間なく並べられた円筒埴輪が出土した。【出土品】造り出しの上面とその周辺から多種多様な形象埴輪が出土し、とくに最大級の囲形(かこいがた)埴輪と、神社建築に通じる造形の家形埴輪が注目される。さらにミニチュア土器、生焼けの須恵器、魚や笊(ざる)をかたどった土製品も出土しており、造り出しで行われた儀礼の一端を示す。内部の埋葬施設・副葬品は宮内庁管理のため未調査。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
被葬者は考古学的に不明。墳丘長203m・後円部の高さ18.3m・三段築成。百舌鳥エリアでは大仙陵・上石津ミサンザイ・土師ニサンザイに次ぐ第4位の規模(文化庁)。築造時期は古墳時代中期中葉(5世紀前半)とされる。大仙陵古墳の南東に近接しており、大仙陵と密接な関係をもつ古墳とみられる。
宮内庁見解
「百舌鳥陵墓参考地(応神天皇参考地)」として宮内庁が治定。陵墓参考地は確定陵ではなく「皇族の墓である可能性がある」とみなされた区分で、宮内庁書陵部が管理。本古墳を応神天皇陵とする説は一説に過ぎず、宮内庁自身も確定的な治定は行っていない。墳丘への立入は制限されている。

探索メモ

JR百舌鳥駅から南東へ徒歩約4分。周濠沿いの道から前方部・後円部を観察できる。近隣の大仙陵古墳や堺市博物館と合わせた見学が便利。

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出典

百舌鳥・古市古墳群 公式サイト文化庁 文化遺産オンライン(世界遺産構成資産解説)堺市「御廟山古墳内濠」

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