大阪府 前方後円墳

心合寺山古墳

別名: しおんじやま古墳
所在地大阪府
形状前方後円墳
墳丘長160 m
築造時期5世紀初頭

概要

八尾市最大・中河内地域最大の前方後円墳(墳丘長160m)。5世紀初頭の築造で三段築成の墳丘に葺石・埴輪列が巡る。国史跡。古墳の名は、かつてこの地に「心合寺(しおんじ)」という寺院が存在したことに由来する。5世紀初頭という早期の大型古墳として、古市・百舌鳥古墳群と同時代の中河内の勢力を示す重要な遺跡。

出土品・調査研究

【発掘調査】八尾市教育委員会・大阪府教育委員会が複数次の発掘調査を実施(1976年確認調査以降)。後円部の規模・構造、葺石・埴輪列の配置が明らかになりつつある。【出土品】家形埴輪・蓋形埴輪・囲形埴輪(円形の垣状埴輪)など多種の形象埴輪が出土。5世紀初頭の葬送儀礼の空間を生き生きと伝える。【展示】隣接する「しおんじやま古墳学習館」で出土埴輪・発掘記録の展示。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
被葬者不明。中河内(大阪府中部)最大の前方後円墳で、5世紀初頭(400〜420年代)の築造と推定される。墳丘長160m・後円部径93m・高さ14m・前方部幅107m・高さ12mの三段築成。葺石と円筒埴輪列が全面に確認されており、後円部頂部の竪穴式石室に主体部が置かれているとみられる。出土埴輪には家形・蓋形・囲形など多種の形象埴輪が含まれ、当時の葬送祭祀の様子を伝える。地域の有力首長で、大和政権とつながりをもつ中河内の支配者の墓と推定される。
宮内庁見解
宮内庁管轄外。国史跡。八尾市が管理し、「しおんじやま古墳公園」として整備・一般開放。陵墓・陵墓参考地指定はなく、発掘調査が実施されている。

探索メモ

「しおんじやま古墳公園」として無料開放されており、大阪府内では数少ない「登れる古墳」として家族連れにも人気。隣接する「しおんじやま古墳学習館」では出土埴輪・発掘記録の展示を通じて古墳時代の文化を学べる。公園内には復元された埴輪が並び、往時の祭祀空間を体感できる。最寄りはJR大和路線志紀駅または近鉄久宝寺口駅から徒歩約10分。駐車場あり。入館無料。

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出典

八尾市教育委員会八尾市立しおんじやま古墳学習館国史跡指定書

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