奈良県
円墳
文殊院西古墳
| 所在地 | 奈良県 |
| 形状 | 円墳 |
| 墳丘長 | 25 m |
| 築造時期 | 7世紀中頃〜後半 |
概要
奈良県桜井市阿部の安倍文殊院境内にある終末期古墳。日本屈指の精美さをもつ切石積み横穴式石室に自由に入って見学できる。1952年指定の特別史跡。玄室には「願掛け不動」が安置され、信仰の場として現代まで生き続けている。
出土品・調査研究
両袖式横穴式石室(全長12.48m・研磨花崗岩切石・玄室天井は一枚石)。出土品は知られていない。
被葬者をめぐる両論
考古学的見解
封土の大半が失われ、墳形は直径約25m〜30m・高さ約6mの円墳と推定される。7世紀中頃〜後半の築造。両袖式横穴式石室(南開口)は全長12.48mで、研磨した花崗岩の切石を極めて精緻に積み、玄室天井は中央を浅いドーム状に加工した巨大な一枚石で覆う。その仕上げの美しさから「日本一精美な切石石室」と評される。被葬者は不明だが、安倍文殊院を創建した左大臣・阿倍倉梯麻呂(649年没)とする説が有力。
宮内庁見解
宮内庁の陵墓治定はなく、特別史跡(1923年国史跡指定→1952年特別史跡昇格)として保護。特別史跡の古墳は全国でも数例しかなく、石舞台古墳(id:268)と並ぶ最高ランクの指定。
探索メモ
JR・近鉄桜井駅から徒歩約15分。安倍文殊院(国宝・快慶作の文殊菩薩で有名)の拝観とあわせて見学できる。古墳の見学は無料。すぐ北東の住宅地には艸墓古墳(id:574)がある。
出典
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