★ 世界遺産 大阪府羽曳野市・藤井寺市 方墳

浄元寺山古墳

別名: (宮内庁管轄外)
所在地大阪府羽曳野市・藤井寺市
形状方墳
墳丘長67 m
築造時期5世紀
世界遺産百舌鳥・古市古墳群 構成資産

概要

方墳(墳丘長67m)。古室山・大鳥塚古墳に近接する古市古墳群北部の国史跡。5世紀の築造で葺石・埴輪列が確認されている。「浄元寺山(じょうがんじやま)」という名はかつてこの地に存在した仏教寺院(浄元寺)に由来し、古代の古墳の上に後世の寺院が建てられた文化的重層性を示す。方墳の中では比較的大型で、古市古墳群北部の主要な附属墳の一基。2019年世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産。「浄元寺」という寺院名が地名として残ることは、中世または近世に古墳の上に仏教施設が建てられ、その後に廃されてもなお地名の中に記憶が継承された歴史を示す。こうした「古墳の上の寺」という現象は全国各地に見られ、古代の聖なる高台が宗教的空間として継続的に活用されてきた日本文化の特徴を示す。現代では国史跡として保護・整備されており、古市古墳群の北部見学コースの一角をなす。

出土品・調査研究

宮内庁陵墓参観制度により発掘調査は未実施。内部構造・副葬品の詳細は不明。外周・周濠からの外観見学のみ可能。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
被葬者不明の方墳(墳丘長67m)。5世紀の築造。古室山古墳(150m)・大鳥塚古墳(110m)と近接する古市古墳群北部の方墳で、これらの前方後円墳の附属的な役割をもつとみられる。方墳としては比較的大型(67m)で、高い身分の人物が葬られた可能性がある。葺石・埴輪の存在が確認されており、5世紀の標準的な方墳の構造をもつ。
宮内庁見解
宮内庁の陵墓治定はなく、藤井寺市が国史跡として管理。陵墓・陵墓参考地指定なし。2001年に国史跡指定。「浄元寺(じょうがんじ)」という寺院名が地名として残っており、古墳の上または近傍にかつて仏教寺院が立地していたことを示す。
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出典

藤井寺市教育委員会百舌鳥・古市古墳群 公式サイト

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