奈良県 前方後円墳

鶯塚古墳

所在地奈良県
形状前方後円墳
墳丘長103 m
築造時期4世紀後半

概要

奈良市春日野町、若草山(標高342m)の山頂に位置する墳丘長103mの前方後円墳。古墳が山頂に築かれた例は全国でも極めて稀で、日本の古墳文化の多様性を示す特異な事例。奈良市街地・東大寺・春日大社を眼下に望む眺望は圧巻。若草山は通常有料で入山でき(春〜秋)、山頂まで歩いて古墳を見学できる日本でも珍しいスポット。国指定史跡として保護されている。

出土品・調査研究

葺石の痕跡が確認されている。埋葬施設・副葬品の詳細は未確認。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
墳丘長103mの前方後円墳。後円部径60m・高さ約8m、前方部幅62m。4世紀後半(古墳時代前期末)の築造と推定される。山頂部という立地のため周濠はもたないが、葺石の痕跡が確認されている。埋葬施設は竪穴式石室と推定されるが詳細は不明。山頂という特異な立地は政治的・軍事的権威の誇示や山岳信仰と古墳祭祀の融合を示す可能性がある。大和盆地を広く見渡せる立地から、4世紀後半の地域盟主的な首長の墓とみる研究者もある。被葬者は不明。
宮内庁見解
宮内庁管轄外。国指定史跡(1922年指定)。奈良市が管理する。若草山(標高342m)の山頂部に位置する日本でも非常に稀な山頂型古墳。毎年1月の「若草山焼き」で知られる若草山の頂上に鎮座する。

探索メモ

若草山は1月第4土曜日の「山焼き」で全国的に知られる。山頂古墳は山焼きの際にも草のみが燃える。近鉄奈良駅・JR奈良駅から春日大社参道を経由して徒歩約40〜50分で山頂へ到達可能。春日大社・東大寺・奈良公園と組み合わせた奈良王道観光コースの「山頂版」として推奨される。

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出典

奈良市教育委員会文化庁(国指定史跡)奈良市観光協会

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