奈良県
前方後円墳
宮内庁治定陵墓
ウワナベ古墳
別名: 宇那多理隆島宮御宇天皇皇后陵
| 所在地 | 奈良県 |
| 形状 | 前方後円墳 |
| 墳丘長 | 275 m |
| 築造時期 | 5世紀前半 |
| 陵墓指定 | 宮内庁管轄(一般立入不可) |
概要
奈良市法華寺町に位置する墳丘長275mの前方後円墳。佐紀古墳群最大規模で、北接するコナベ古墳(204m)と向かい合って佐紀台地の北縁を画する。二重の周濠が今もほぼ完全な形で残り、静かな水辺の景観が広がる。「ウワナベ」という地名は円い後円部を鍋に見立てた民間語源とみられる。
出土品・調査研究
宮内庁管轄のため発掘調査は実施されておらず、副葬品の詳細は不明。
被葬者をめぐる両論
考古学的見解
墳丘長275mの大型前方後円墳で、佐紀古墳群(佐紀盾列古墳群)の中では最大規模。5世紀前半の築造と推定され、隣接するコナベ古墳(204m)とともに佐紀台地の首長墓群を代表する。二重の周濠をもち、葺石・埴輪列が整備されていたとみられる。宮内庁管轄のため内部構造・副葬品の詳細は不明。規模からヤマト王権の大王またはそれに準じる人物の墓と推察される。
宮内庁見解
正式名称「宇那多理隆島宮御宇天皇皇后陵」として宮内庁書陵部が管轄する。記紀に基づき仁徳天皇の皇后の陵として治定されているが、被葬者の同定に対し考古学的根拠は乏しく、研究者の多くは留保的な立場をとる。陵墓参観制度により一般の立入は制限されており、外周からの見学のみ許可されている。
探索メモ
佐紀盾列古墳群には大型前方後円墳が連続し、ウワナベ古墳はその東端にあたる。近鉄奈良駅からバス「法華寺」停留所が最寄り。法華寺(光明皇后ゆかりの尼寺)との合わせた訪問が推奨される。世界遺産登録はされていないが、文化庁の「歴史の道」整備ルートに含まれる。
出典
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