| 所在地 | 奈良県 |
|---|---|
| 形状 | 前方後方墳 |
| 墳丘長 | 126 m |
| 築造時期 | 4世紀前半 |
| 陵墓指定 | 宮内庁管轄(一般立入不可) |
奈良県北葛城郡広陵町に位置する墳丘長約126mの前方後方墳。4世紀前半の築造で、馬見古墳群を代表する最古級の大型古墳。宮内庁が陵墓参考地として管轄するため発掘は未実施だが、1885年に偶然発見された竪穴式石室から銅鏡34面を含む豊富な副葬品が出土し、ヤマト王権の政治的ネットワーク研究の重要資料となっている。出土品は東京国立博物館・国立歴史民俗博物館等に収蔵・展示されている。1885年の偶然発見による出土品は早い時期に各地の博物館に分散したが、三角縁神獣鏡9面・直弧文鏡3面を含む銅鏡34面の出土は当時の考古学界を驚かせた。直弧文鏡(ちょっこもんきょう)は日本独自の文様をもつ鏡で、ヤマト王権の権威表象の変化を示す資料として注目される。前方後方墳という形式は前方後円墳とは異なる系譜をもち、東海・東日本に多く分布。奈良盆地に前方後方墳が存在することは、ヤマト王権初期の多様な首長連合を示す可能性がある。馬見丘陵公園の南部エリアに位置し、周辺の公園散策と組み合わせて見学できる。
【発掘調査】1885年(明治18年)に偶然発見・露出した竪穴式石室から副葬品が出土。宮内庁陵墓参考地のため現在は発掘未実施。【出土品】銅鏡34面(三角縁神獣鏡9面・直弧文鏡3面・内行花文鏡等多種)・金銅製帯金具。出土鏡は桜井茶臼山(84面)・黒塚(34面)と並ぶ全国トップクラスの単一古墳出土数。同笵鏡が九州から東北の古墳で確認されており、ヤマト王権鏡配布ネットワーク解明の重要資料。【保管・展示】東京国立博物館・国立歴史民俗博物館等に収蔵・展示。