奈良県 前方後円墳

佐紀陵山古墳

別名: 日葉酢媛命陵
所在地奈良県
形状前方後円墳
墳丘長207 m
築造時期4世紀後半

概要

奈良市佐紀町に位置する墳丘長207mの大型前方後円墳。宮内庁が垂仁天皇の皇后・日葉酢媛命の陵として治定する佐紀古墳群の一基。4世紀後半の築造で葺石・埴輪を備えた大型前方後円墳。「陵山(みさんぎやま)」という別名が示すように、古くからこの地が陵(みさんざい)として認識されてきたことを伝える。

出土品・調査研究

宮内庁陵墓参観制度により発掘調査は未実施。内部構造・副葬品の詳細は不明。外周・周濠からの外観見学のみ可能。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
実際の被葬者は不明。墳丘長207mの大型前方後円墳で、佐紀古墳群の主要構成古墳。4世紀後半の築造と推定される。葺石・埴輪列が整備された典型的な大型前方後円墳。宮内庁管轄のため発掘調査は未実施。日葉酢媛命(ひばすひめ)は記紀において「殉死の代わりに埴輪を用いることを提案した人物」の棺を乗せた車の轅を引いていた者(つまり皇后のお供)として記されているが、実際には垂仁天皇との関係での治定。
宮内庁見解
正式名称「日葉酢媛命陵(ひばすひめのみことのみささぎ)」として宮内庁書陵部が管轄。第11代垂仁天皇の皇后・日葉酢媛命の陵として治定されている。宮内庁の陵墓参観制度のもと立入は制限されるが、外周の道路から外観の見学が可能。

探索メモ

「佐紀陵山(さきみさんぎやま)」の「陵山」は「御陵山(みささぎやま)」の略で、古来から王族の墓として知られてきた証拠。垂仁天皇の皇后として治定される日葉酢媛命は、記紀によれば垂仁天皇の即位に際して召された丹波道主王の娘の一人。殉死の代わりに埴輪を用いることを提案した野見宿禰の伝承とも関連する人物。佐紀古墳群は奈良市北部に集中する4〜5世紀の大型古墳群で、本古墳は五社神古墳・ヒシアゲ古墳・佐紀石塚山古墳とともにその中核をなす。最寄りはJR・近鉄「奈良」駅からバスまたは徒歩約35〜40分。

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出典

宮内庁Wikipedia奈良県立橿原考古学研究所附属博物館

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