奈良県 円墳

富雄丸山古墳

別名: とみおまるやまこふん
所在地奈良県
形状円墳
墳丘長109 m
築造時期4世紀後半

概要

奈良市丸山に位置する直径約109mの大型円墳で日本最大の円墳。国史跡(2022年指定)。4世紀後半の築造。2023年に全長2.37m(国内最長)の蛇行剣と全長1.26m(国内最大)の盾形銅鏡が出土し世界的ニュースとなった。これらは国内における鉄器・銅器製作技術の最高峰を示すもので、被葬者の卓越した権威を物語る。出土品は奈良市埋蔵文化財調査センターで順次公開。

出土品・調査研究

蛇行剣(全長2.37m・鉄製・国内最長)、盾形銅鏡(全長1.26m・国内最大)。いずれも造り出し(祭祀スペース)から出土。埋葬施設(後円部内部)は現在も未発掘。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
奈良市丸山に所在する直径約109mの円墳で、日本最大規模の円墳。4世紀後半(古墳時代前期)の築造。2023年2月に前方部未発達の造り出し付近から全長2.37m(国内最長)の蛇行剣と全長1.26m(国内最大)の盾形銅鏡が出土し、世界的に大きな注目を集めた。盾形銅鏡は複雑な文様(内行花文・珠文・弧文)をもち、卓越した金属加工技術を示す。蛇行剣も儀礼用の特殊な剣形で類例がほとんどない。被葬者は不明だが、ヤマト王権に連なる有力首長と推定される。内部未発掘部分が多く残り、今後の調査でさらなる発見が期待される。
宮内庁見解
宮内庁の陵墓治定なし。国指定史跡(2022年12月指定)。奈良市が管理。

探索メモ

2023年2月の蛇行剣・盾形銅鏡の発見は、規模・精巧さともに前例がなく、NHKや海外メディアでも大きく報じられた。奈良市は現在、周辺の発掘調査を継続中。近鉄奈良線「富雄」駅から徒歩約15分。圃場整備で周囲の地形は変化しているが、墳丘は比較的よく保存されている。奈良市埋蔵文化財調査センターでは出土品の特別展示を随時実施しており、訪問前に確認を推奨。円墳としては全国第1位の規模を誇り、前方後円墳や帆立貝形古墳が主流だった時代に大型円墳が築造された稀有な事例として学術的関心が高い。

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出典

奈良市教育委員会奈良市埋蔵文化財調査センター文化庁NHKWikipedia

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