★ 世界遺産 大阪府羽曳野市・藤井寺市 前方後円墳

古室山古墳

別名: (宮内庁管轄外)
所在地大阪府羽曳野市・藤井寺市
形状前方後円墳
墳丘長150 m
築造時期4世紀末〜5世紀初頭
世界遺産百舌鳥・古市古墳群 構成資産

概要

墳丘長150mの国史跡で、古市古墳群内では珍しく墳丘上を一般開放している。4世紀末〜5世紀初頭の築造で三段築成。葺石・円筒埴輪列が整備復元されており、古墳の外観を直接体感できる。藤井寺市教育委員会が整備し、史跡整備事業として埴輪のレプリカが並べられている。隣の大鳥塚古墳(id:32)と合わせて、古市古墳群北部の見学の核心スポット。近鉄古市駅・土師ノ里駅から徒歩圏内。2019年世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産。「古室山(ふるむろやま)」という名の「古室」は「古い室(むろ)」すなわち古い石室(横穴式室)を意味するとも解釈でき、石室の存在が古くから認識されていたことを示す可能性がある。宮内庁管轄外で一般立入可能な古市古墳群の古墳は数少なく、古室山・大鳥塚・はざみ山・峯ヶ塚・野中・古室山と少数に限られる。なかでも墳丘上を歩いて後円部頂上から見渡す眺めは、古墳時代の大王の視点を追体験できる貴重な体験として古墳ファンに人気が高い。

出土品・調査研究

【発掘調査・出土品】羽曳野市・藤井寺市教育委員会による調査が実施。葺石・埴輪列(円筒・形象)が確認。後円部に竪穴式石室が存在すると推定されるが、宮内庁管轄外ながら詳細な発掘は限られる。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
被葬者不明。4世紀末〜5世紀初頭の築造で、古市古墳群の中でも初期に属する。墳丘長150m・三段築成・後円部径約84m・高さ約13m・前方部幅約83m。葺石・円筒埴輪列が整備・復元されており、往時の古墳の姿を体感できる。周辺に隣接する大鳥塚古墳(110m)と近接しており、同時期に造営されたとみられる。発掘調査で後円部に竪穴式石室の存在が確認されており、武器・武具・玉類の副葬品が出土したとされる。地域の有力首長墓として古市古墳群の初期を彩る重要な一基。
宮内庁見解
宮内庁の陵墓治定はなく、藤井寺市が国史跡として管理。陵墓・陵墓参考地の指定なし。藤井寺市教育委員会が整備・公開しており、発掘調査が実施されている。墳丘上への一般立入が可能な、古市古墳群では数少ない公開型古墳。1991年に国の史跡に指定。
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出典

藤井寺市教育委員会UNESCO(2019)百舌鳥・古市古墳群 公式サイト

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