★ 世界遺産 奈良県 円墳

キトラ古墳

所在地奈良県
形状円墳
墳丘長14 m
築造時期7世紀末
世界遺産飛鳥・藤原の宮都 構成資産(2026年登録)

概要

奈良県高市郡明日香村阿部山に位置する、極彩色壁画で世界的に著名な終末期古墳。墳丘は下段径13.8mと小型ながら、石室の四壁に描かれた四神図・天文図は東アジア最古級の天文学資料として学術的価値が極めて高い。高松塚古墳(id:264)と並ぶ飛鳥の壁画古墳。隣接する「四神の館」で修復された壁画を鑑賞できる(有料)。壁画の保存状態悪化のため、高松塚と同様に石室ごと解体・壁画剥ぎ取り保存が実施(2008〜2010年)。2026年7月、世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産に登録された。

出土品・調査研究

横穴式石室(玄室2.7m×1.1m×1.3m)。壁面の極彩色壁画(四神図・天文図・人物像)が国宝に指定。壁画は現在修復・保存中。副葬品は金銅製の装飾品等が出土している。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
下段径13.8m・上段径8.5m・高さ約1mの2段式小型円墳(厳密には下段径のため20m以下)。7世紀末〜8世紀初頭の築造(終末期古墳)。横穴式石室(玄室)の四壁・天井に極彩色壁画が描かれており、東壁・青龍、西壁・白虎、南壁・朱雀、北壁・玄武の四神図と天文図(星宿図・日像・月像)を含む。天文図は東アジア最古級の本格的星図で、中国・朝鮮の天文学の影響を示す。高松塚古墳(径23m)と並ぶ「飛鳥二大壁画古墳」として世界的知名度をもつ。壁画は剥ぎ取り保存・修復後に「四神の館」で順次公開。被葬者は不明だが、高位の皇族・貴族と推定される。
宮内庁見解
「高松塚周辺古墳(きとらこふん)」として宮内庁が陵墓参考地に準ずる形で文化庁・明日香村と管理。国特別史跡として保護されており、キトラ古墳壁画体験館「四神の館」に隣接する。

探索メモ

「四神の館」(明日香村)で修復された壁画を定期公開中。高松塚古墳から徒歩約20分の距離にあり、両古墳を合わせた「壁画古墳ウォーク」が明日香村観光の定番コース。キトラ古墳は墳丘規模が20m以下のため本マップの通常基準外だが、高松塚とのセット的知名度から特別収録。

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出典

文化庁奈良文化財研究所明日香村飛鳥・藤原世界遺産登録推進協議会UNESCO世界遺産センターWikipedia

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