★ 世界遺産 奈良県 八角墳 宮内庁治定陵墓

牽牛子塚古墳

別名: 越智崗上陵参考地
所在地奈良県
形状八角墳
墳丘長30 m
築造時期7世紀後半
世界遺産飛鳥・藤原の宮都 構成資産(2026年登録)
陵墓指定宮内庁管轄(一般立入不可)

概要

奈良県高市郡明日香村越に位置する対角線約30mの八角形墳。斉明天皇(中大兄皇子の母・第37代天皇)と間人皇女の合葬墓として有力視される終末期古墳。八角形という特殊な墳形は天皇専用の墓制で、飛鳥時代の皇室葬制を伝える重要遺跡。2010年の発掘成果が大きく報道され注目を集めた。整備後一般公開されており見学可能。2026年7月、世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産に登録された。

出土品・調査研究

八角形の墳形が確認されている。横穴式石室内の中央土坑から蔵骨器と古代骨が出土。2009〜2010年の発掘で骨の人物特定分析が実施された。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
対角線約30m・高さ約4.5mの八角形墳(八角墳)。7世紀後半(白鳳時代)の築造。八角形の墳形は天皇・皇族の墓制に特有の形式で、天智・天武天皇陵と同じ系譜に属する。石室は横穴式で中央に土坑(蔵骨器収納)が確認されており、墓誌・被葬者特定の手がかりとなる古代骨が出土。2009〜2010年の再発掘でDNA・骨形態分析により斉明天皇(第37代・在位655〜661年)と娘の間人皇女の合葬墓である可能性が高まった。
宮内庁見解
「越智崗上陵参考地(おちのおかのえのりょうぼさんこうち)」として宮内庁が治定。斉明天皇陵の参考地として宮内庁書陵部が管理。2010年の調査成果を受け、整備後は外観の見学が可能な形で一般公開されている。【宮内庁参拝情報】所在地:奈良県高市郡高取町大字車木/交通:JR 掖上駅から徒歩約13分/原則、8時30分~17時(原則年間参拝可)。陵印保管:畝傍陵墓監区事務所。

探索メモ

斉明天皇は661年に朝鮮半島遠征(白村江の戦い前夜)中に筑紫で崩御。孝徳・斉明・天智と続く皇統の中で、推古天皇に次ぐ日本2人目の女性天皇。間人皇女(はしひとのひめみこ)は孝徳天皇の皇后で斉明天皇の娘。近接する岩屋山古墳とともに明日香村西部の終末期古墳群を形成する。最寄りは近鉄「飛鳥」駅から自転車約15分。

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出典

奈良文化財研究所宮内庁飛鳥・藤原世界遺産登録推進協議会UNESCO世界遺産センターWikipedia読売新聞(2010年発掘報道)

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