★ 世界遺産 奈良県 方墳

石舞台古墳

所在地奈良県
形状方墳
墳丘長51 m
築造時期7世紀初頭
世界遺産飛鳥・藤原の宮都 構成資産(2026年登録)

概要

奈良県高市郡明日香村島庄に位置する、露出した横穴式石室で知られる特別史跡。元は一辺51mの方墳だったが墳丘が削られ、国内最大級の巨石石室(全長19m・天井石最大77トン)が地上に現れた状態にある。蘇我馬子墓として最有力視される。飛鳥観光の中心地で年間多数の訪問者が訪れる。石室内に入り巨石の天井を間近で見学できる、日本でも稀有な体験が可能。2026年7月、世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産に登録された。

出土品・調査研究

横穴式石室(全長19.1m・玄室長7.6m・幅3.5m・高さ4.7m)が露出。天井石2枚(最大約77トン)。石室内部から副葬品は発見されていない(盗掘済み)。周辺の調査で須恵器・土師器の断片が出土。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
元の墳丘は一辺約51m・高さ約4.7mの方墳とされるが、後世に墳丘が削り取られ巨大な石室が露出した状態にある。横穴式石室は全長約19.1m・玄室長7.6m・幅3.5m・高さ4.7mで国内最大級の規模。石室の天井石は2枚の巨石(最大重量約77トン)で構成される。築造は7世紀初頭。被葬者は蘇我馬子(?〜626年)説が最有力で、墳丘が削られた理由を「馬子の暴政への怨念から国民が墳丘を剥がした」とする伝説が残る。副葬品は出土していないが、石室の規模から最高位の権力者の墓であることは疑いない。
宮内庁見解
宮内庁の陵墓治定はなく、国の特別史跡として文化庁・明日香村が管理。陵墓・陵墓参考地指定なし。有料で石室内部の見学が可能。

探索メモ

蘇我馬子は推古天皇期の権力者で、聖徳太子(厩戸皇子)とともに十七条憲法・冠位十二階を制定し、日本初の本格的仏教寺院・飛鳥寺を建立した。一方で崇峻天皇を暗殺した人物でもある。石室名「石舞台」の由来は「狐が女性に化けて月夜に石の上で舞った」という伝説から。明日香村観光の拠点で周辺にカフェ・レストランが多い。近鉄「飛鳥」駅から自転車約10分。

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出典

明日香村教育委員会奈良文化財研究所文化庁(国特別史跡)飛鳥・藤原世界遺産登録推進協議会UNESCO世界遺産センターWikipedia

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