★ 世界遺産 大阪府堺市 円墳

塚廻古墳

(宮内庁治定なし)
所在地大阪府堺市
形状円墳
墳丘長35 m
築造時期5世紀前半
指定区分国史跡
世界遺産百舌鳥・古市古墳群 構成資産

概要

墳丘径35m・高さ4.5mの円墳。大仙陵古墳の東側、外濠から約15mの位置にあり、その位置から大仙陵古墳と関わりのある古墳と考えられているが、宮内庁の陪塚指定は受けていない。5世紀前半の築造で、国指定史跡「百舌鳥古墳群」の1基として堺市が保護・管理する。1912年の発掘調査で木棺を直接墳丘に納めた埋葬施設が確認され、銅鏡2面・鉄剣・鉄刀のほか大量の玉類が出土した。2019年世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産。

出土品・調査研究

1912年の発掘調査により、埋葬施設は木棺を直接墳丘に納めたものと推測されている。棺内からは銅鏡2面、鉄剣、鉄刀のほか、勾玉7、棗玉6、管玉4連71、ガラス丸玉5連501、ガラス小玉2連1531、臼玉1連684と大量の玉類が出土した。とくに硬玉(ヒスイ)製で長さ5cmの勾玉は大型かつ希少なもの。墳丘の裾廻りには円筒埴輪が立て並べられていたとされ、墳丘を巡る濠は大仙陵古墳の外濠と接して造られ、埋没保存されている。

被葬者をめぐる両論

考古学的見解
墳丘径35m・高さ4.5m・2段築成の円墳。築造時期は古墳時代中期中葉(5世紀前半)。大仙陵古墳の東側、外濠から約15mの位置にあり、地理的な関係から関連する古墳とみられるが宮内庁の陪塚指定はない。1912年の発掘調査により、埋葬施設は木棺を直接墳丘に納めたものと推測されている。円形という単純な形態は墳形の中で最も基本的なものであり、小型円墳は古墳時代を通じて多様な身分の人々に用いられた。「塚廻(つかまわり)」という名は「塚の周り(まわり)」を意味し、複数の古墳が集まる場所の地名として使われていたことを示す。
宮内庁見解
宮内庁の陵墓治定はなく、堺市教育委員会が保存・管理する。百舌鳥古墳群の世界遺産構成資産23基のうち、宮内庁非管轄のものは堺市が史跡として保護。本古墳は宮内庁の陵墓・陵墓参考地に指定されておらず、独立した保護対象として指定されている。
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出典

百舌鳥・古市古墳群 公式サイト文化庁 文化遺産オンライン(世界遺産構成資産解説)

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