滋賀県
円墳
甲山古墳
別名: 大岩山古墳群
| 所在地 | 滋賀県 |
| 形状 | 円墳 |
| 墳丘長 | 30 m |
| 築造時期 | 6世紀前半 |
概要
滋賀県野洲市の桜生(さくらばさま)史跡公園に保存される後期古墳。熊本から運ばれた「阿蘇ピンク石」の家形石棺が玄室に完存し、大王陵級の石棺文化が近江に及んだことを示す第一級の見学スポット。銅鐸出土で名高い大岩山の麓に位置する。
出土品・調査研究
片袖式横穴式石室(全長約14.3m・県内最大)に阿蘇ピンク石製刳抜式家形石棺が完存。金糸・小札甲・ガラス玉・銀製玉・馬具・武器類が出土。
被葬者をめぐる両論
考古学的見解
直径約30m・高さ約8mの円墳。6世紀前半〜中頃の築造。片袖式横穴式石室は全長約14.3mで滋賀県内に現存する最大の石室。玄室には阿蘇ピンク石(熊本県宇土半島産の阿蘇溶結凝灰岩・馬門石)製の刳抜式家形石棺(長さ2.6m・県内最大)が完存する。九州から琵琶湖まで石棺を運んだ長距離輸送は、被葬者の勢力と大王家との結びつきを物語る。金糸・小札甲・玉類・馬具・武器類が出土。隣接する円山古墳も阿蘇ピンク石の家形石棺をもち、やや先行して築かれた。
宮内庁見解
宮内庁の陵墓治定はなく、国史跡「大岩山古墳群」(1941年指定・1985年に8基へ拡大)として野洲市が管理。
探索メモ
JR「野洲」駅からバス・徒歩。桜生史跡公園(9〜17時・月曜等休・無料)内で、石室内部は保存のため通常非公開(秋に特別公開の実績あり)。円山古墳・銅鐸博物館(野洲市歴史民俗博物館)とあわせて見学できる。
出典
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